フリーダの青い家とマリアッチ(メキシコ&キューバ旅行#4)
2014-04-06


 メキシコシティはかつてアステカ王国の首都としてテスココ湖の周りに栄えた都市だったが、16世紀初めにスペイン人エルナン・コルテスによって征服された。スペイン人たちはアステカの建造物を徹底的に破壊して湖を埋め立て、その上に現在のメキシコシティが造られた。
 などと解説する3日目ツアーのガイドは、巧みなバイリンガルのマルコ氏。スペイン語と聞きやすい英語で、歴史と町の成り立ちについて淀みなく話し続ける。(帰りのアンケート時、気に入ったら「マルコはgood」、気に入らなかったら「サンチョはダメ」と書くようにとのこと)

 地盤の悪い中心部から南へ行くと、壁画で有名なメキシコ自治大学やコヨアカン地区が火山岩の固い地盤上にある。メキシコシティは休火山に囲まれた盆地でもある。フリーダ・カーロの青い家は、落ち着いたコヨアカンの中だ。
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 1階で作品を見て、住まいの中を通り2階に上がる。採光のよいスタジオには、フリーダと巨象ディエゴ・リベラのイーゼルが背中合わせに置いてある。
印象深い一文字眉の映画、サルマ・ハエック主演の『フリーダ[LINK]を先月もう一度見た。映画の語るフリーダは、脚色されたフィクションだろう。ただ、実際にここに住んだ女性が様々な苦難にめげず、美しい作品を残したことに胸を打たれる。
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 ソチミルコの運河に、アステカ時代のメキシコシティを垣間見ることができる。
まあ、小舟トラヒネラ上で音楽を聴きながらランチとメキシコビールを楽しむ、一大観光地でもあるけど。
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 この日の夜、08年に漢字クラスで教えたメキシカンのMさんが、わたしたち3人をレストランへ案内してくれた。La Fonda del Recuerdoはすごい。本格的メキシコ料理だけでなく、マリアッチ、伝統舞踊、投げ縄、さらに闘鶏まで楽しませてくれた。
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