マチスのひまわり
2011-08-18



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 所用の帰りに足を伸ばしたら、川村記念美術館のひまわりが咲きそろっていた。私たちをいたぶり続けたこの2週間の暑さも、季節の植物には喜ばしいものなんですね。4種類のひまわりの中で、今日特に見事だったのが「マチスのひまわり」だ。

 出かける前たまたまiBooksの書棚を整理し、著作権フリーになった"Matisse Picasso and Gertrude Stein"というeBookをぺらぺらめくったところだった。
 実験的なスタインの文体は、同時期にマチス、ピカソが絵で表現したものに通じるわけだが、関係節が続く代名詞の多い文の流れに、正直なところ目が回りそうになる。つまり、スタインの作品はモノや事柄の表面をなぞるようで、小説全体の意味は不明なのだ。
が、そこに文を読むことと絵を見ることの、普段気づかない共通点が潜んでいるようにも思う。

追加資料:Matisse Vase of Sunflowers 1898 (エルミタージュ美術館蔵) 
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