26日朝サラマンカからTRDでマドリッドのチャマルティン駅に戻り、アトーチャ駅に移動して新幹線AVEに乗った。1時間45分ほどでコルドバに到着だ。
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タクシーで旧市街に近づくと、いい匂いが漂ってきた。アンダルシアの風の匂いだ。
コルドバから出た哲学者の名前を持つホテルに荷物を置き、すぐ近くのメスキータへ向かう。門を入ると匂いのわけが分かった。中庭にオレンジの木がたくさん並んでいる。気づかなかったが、町の街路樹もオレンジなのだった。
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メスキータに林立するアーチ型の円柱は彩色されているのではなく、赤いれんがと白い石が組み合わされている。イスラムの王によって建てられたこの寺院は、レコンキスタによってキリスト教の礼拝堂にもなり、中央には長方形の大聖堂も建てられた。
外に出ると、娘は中庭の木に飛びついてちゃっかりオレンジをもぎ取った。背はずいぶん高くなったけど、小学生の頃と少しも変わっていない。
インフォメーション・センターで地図をもらう時も、娘はカウンターの人に「このオレンジ、食べられる?」と聞いていた。
係の人が口を歪めてスペイン語で何か答えたので「何だって?」と聞くと
「食べられるけど、酸っぱくてまずいって」でも、食べていた。
本当に小学生みたい。
メスキータ近くのタブラオに本場のショーを予約し、狭く入り組んだユダヤ人街を散策した。よく写真で見る「花の小道」には、革製品コードバンの店もあった。
夜10時半からのフラメンコ・ショーでは、ヒターノの深い声とフラメンコ・ギターの響き、床を踏み鳴らす音とカスタネットのリズムに引き込まれた。黒い髪と目の女性ダンサーが本当に魅力的だ。男性ダンサーは往年のハリウッドスター、ジミー・スチュアートの若い頃によく似ている。歌詞は理解できないが、この地に長く伝わるできごとや悲恋が歌われていたのだろう。濃密な2時間だった。コルドバへ行くなら、
El Cardenalお薦めです。
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翌朝、アルカサルの庭園を歩いた。
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