イタリアへ絵を観に行く (2)
2018-01-07


ローマ

 到着日の翌朝、バスでボルゲーゼ美術館へ行った。美しい宮殿のような建物の、ごつごつと簡素な石のらせん階段を登り、天井画を見上げ、真面目な気持ちでベルニーニ、カラヴァッジォ、ラファエロ、ティツィアーノと向き合った。正直に書けば、今までさほどイタリア美術に親しんでいない。ゴシック期、ルネサンス期、バロック期の流れもよく理解していない。
それでいいのか?と思ったのだ。だからやって来た。
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 フォロ・ロマーノ周辺をずいぶん歩き、夕方カピトリーノ美術館に入った。ミケランジェロ設計世界最古の美術館は一見小ぶりだが、内部には驚くほど数多くの名作が収められていた。モザイク画、フレスコ画、彫刻、コンスタンティヌス帝の大きなブロンズ頭部、子供達の世界史図録に載っていた瀕死のガリア人、そして狼とロムルス・レムス。おお、これだったのか。
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 3日目、カンポ・デ・フィオーリ広場の朝市を見てから、ヴァチカン美術館へ行った。音声ガイドと館内地図があったのに、混んでいるのと興奮状態でどう回ればいいのか分からなくなる。ラファエロの間、システィーナ礼拝堂ミケランジェロの元でしばらく過ごし、前回は逃したラオコーンと絵画館のダ・ヴィンチ、ラファエロをゆっくり眺めた。
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 それからサン・ピエトロ大聖堂に入る列に並んだが、連絡をくれた元学生たちと会う時間が近づき、予定を変更した。ピエタは次回の宿題にしよう。楽しいコーヒータイムの後、クリスマスマーケットの後片付けが進むナヴォーナ広場で3つの噴水を回り、パンテオン周辺を歩いた。(ピッツァとジェラートも。)


 4日目移動日、チェックアウトを済ませてからホテルにスーツケースを預け、徒歩数分のマッシモ宮(ローマ国立博物館)へ向かった。この部屋でいっとき過ごすためである。
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 朝のリウィア家の庭には誰もいない。B.C.25年頃に描かれた絵の何に引きつけられたのだろう。前回は知らなかったが、リウィアは初代ローマ皇帝アウグストゥスの妻であり、フレスコ画はその別荘を飾っていたものだという。リウィアの胸像は同じマッシモ宮のロビー階にあった。穏やかな顔立ちの女性だった。
モザイク画、彫刻、古代ローマからユーロまでのコインの部屋なども急ぎ足で見て回り、荷物を取りに戻って、11時過ぎのフィレンツェ行き列車に乗った。

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