ついにダラスへ(第14次遠征隊#6)
2015-10-02


 映画を何本か見たし、ウォーレン委員会関連を含むJFケネディ暗殺調査の本もスティーブン・キングのフィクションも読んだ。11/22/63、記憶にあるあの日の教科書ビルを実際に訪ねるのだ。背筋がぞくぞくする感じで、駐車場に車を入れる。
ダラス・ダウンタウンのディーリープラザ横にある狙撃現場ビルは、6階博物館 the Six Floor Museum[LINK] というざっくばらんな名称の博物館になっていた。
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オーディオガイドを聞きながらゆっくりと、オズワルド犯人説に基づく展示物を見て回った。どの入館者も熱心に順序良く、ひとつひとつの映像や展示資料に見入っている。6階の窓から見下ろせば、オープンカーの通ったエルムストリートはすぐ真下なのだった。

 ダラスのmust-seeもう一箇所はダラス美術館[LINK]、収蔵品の数はセントルイスより少ないものの素晴らしさに変わりはない。特にジェラルド・マーフィーの作品が2点ここにあることを知って楽しみにしていた。
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美術作品としての価値はよくわからない。けれど、『優雅な生活が最高の復讐である』(カルヴィン・トムキンズ著/新潮文庫)を読んで以来のファンなのだ。ピカソ、ヘミングウェイ、フィッツジェラルドの友人として信頼されていたマーフィー夫妻[LINK]の暮らし方をとても魅力的に感じる。このジャズエイジのニューヨーカー・カップルは長くフランスに住み、ロスト・ジェネレーションと呼ばれるグループの中心にいた。
(ジェラルド自身が後継だった)五番街マーク・クロス社金時計の精密機械内部を描いた作品には様々な解釈が成り立ち、60年代のポップアートに引き継がれたとも言われている。

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