行きたいところばかりなのに、時間は限られている。JFK空港からマンハッタンへ来る時、NY滞在は4日間だけだが、メトロカードの1週間パス($29)を購入しておいた。到着した金曜夜の雨は上がって、翌朝はいい天気になった。さて、まずはハーレムだ。
メトロで北に上がった。NY公立図書館の分室であるションバーグ・センターで、マルコムXの資料展示会
Malcolm X: A Search for Truthが行われている。求道者のようなマルコムX、突き進めば敵は増えていったことだろう。そういう時代だった。きりりとした表情の若いモハメド・アリが、マルコムの横にいた。
そのままマルコムXブルヴァード(大通り)を下って、127丁目の角へ行く。
ハーレム・ルネッサンスの中心人物の一人だった
ラングストン・ヒューズは、1920年頃からこの辺りに住んでいたという。彼はジャズのフレーズそのままの詩を書いた。デンゼルと同じくらいハンサムと言ってもいいこの詩人のポートレートを、私はずっと机の上に置いている。
街角の写真を撮って、散歩を続けた 。
と、小さな教会から音楽が聞こえてくる。覗いてみると、どうぞお入り下さいと手招きされた。教会の中いるのは1家族だけ。短い賛美歌が終わると、女性牧師が説教を始めた。私たちはいつでも心を開き、世界中の人々を歓迎するというような内容のものだった「中国の人も、 韓国の人も」、、日本の二人は感謝の意味で軽く頭を下げ、退席した。
少し歩いてにぎやかな125丁目の角を西へ行くと、有名なアポロ劇場がある。行き交う人を眺めた後、バスに乗って次のポイント、コロンビア大学へ向かった。
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